太平洋汽船株式会社

安全・環境 / Safety & Environment

安全運行

当社では各種国際条約を遵守し、次の項目に特に重点を置いて船舶の運航にあたっております。

(1) 外国人船員教育

主にフィリピン人で構成されている外国人船員に対し、長年培ってきた当社のノウハウを凝縮した船舶管理システム(SMS)に基づき、航海・機関に関する知識・取扱いについてきめ細かい教育を施し、国際的スタンダードを満たし、且つそれを超える船員の養成に努めております。

(2) 保守管理

船舶の状況把握のため、船舶から報告される各種データを現場経験豊かな技術者が的確に分析し、適時必要な対応をとっております。国内港での荷役時には海技者が訪船し、陸上荷役作業者との調整を含め荷役の安全監督業務も行うなど丁寧な対応をし、入渠工事の際には各部の詳細な点検と同時に徹底的な整備工事を実施しております。

(3) 危機管理体制の確立

船舶の海難事故防止のため営業部門と船舶管理部門で連携した社内体制を確立し、人命や環境への影響を最小限に抑えるべく、荷主・用船者様の協力も得ながら定期的に事故対応演習を行い、そのブラッシュアップに取り組んでおります。

環境保全

船舶の運航による環境汚染を防止するために当社は様々な取組みを行っておりますが、特に次の項目に重点を置いて対策を講じております。

(1) バラスト水の排出規制

バラスト水を揚地で漲水し積地で排水することは、本来の原生地以外で繁殖した外来水中生物の異常発生の原因となっており、近年では世界的な問題になっています。
当社では、2017年9月に発効されたバラスト水及び沈殿物の管制及び管理のための国際条約に合わせ、バラスト水処理装置の選定・設置等の準備を鋭意進めております。

(2) 船舶による大気汚染の防止

主機関あるいは補機関に使用しているディーゼル機関から発生する窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)の大気への排出を基準値以下にするよう電子制御エンジンの採用や機関の低硫黄燃料対応工事の準備を行っております。

(3) シップリサイクル

船舶がその使命を終えると製鉄原料として再利用するために解体されますが、解体による周辺環境への悪影響や劣悪な労働環境が国際的な環境・人権問題となっています。
それを受けて、2009年にIMO(国際海事機関)においてシップリサイクル条約が採択され、発効に向けた各国の批准が進んでいます。
当社では、船上に存在する有害物質等の位置と概算量を記載したインベントリを作成し、条約の批准・発効に備えた準備を進めております。